WordPressインストール時にやっておくと良い設定やオススメのプラグインを紹介します。
管理画面・テーマファイルの設定
URLをルートディレクトリに設定
WordPress本体を管理しやすいようにサーバーのルート直下に置かず、/wp/などのフォルダに入れるという事はよくあると思います。
その際、サイトのトップページをhttp://example.com/wp/とせずにhttp://example.com/とする方法です。
Wordpressの公式オンラインマニュアルサイトに記載されています。
参考:WordPress を専用ディレクトリに配置する – WordPress Codex 日本語版
パーマリンク設定
WordPressデフォルトの設定だとパーマリンクがhttp://example.com/?p=123となっているため、URLを見ただけだと何のページかわかりにくいです。
これをスタティックなサイトのようなURL(http://example.com/about/等)に見せるため、カスタム構造の設定を以下のようにします。
[ /%category%/%postname% ]
参考:[WordPress]パーマリンクの設定について | ワードプレステーマTCD
こちらも最初のうちに設定をしておきましょう。
Favicon,iOS用ホーム画面用アイコンの設定
Favicon,iOS用ホーム画面用アイコンは管理画面では設定ができないので、各テーマファイルに設定しオリジナルのアイコンを設定します。
テーマ内のheader.phpの
<link rel="shortcut icon" href="/img/favicon.ico" /> <link rel="apple-touch-icon-precomposed" href="/img/apple-touch-icon.png" />
Facebookのコメント表示/レスポンシブ対応
WordPressデフォルトのコメントをそのまま使用しても良いですが、より拡散性を高くするためにFacebook用のコメント欄を入れてみます。
なお、wp-facebook-commentというプラグインを使って設定する事もできますが、FacebookのIDをオリジナルのもので管理するためにテーマファイルを直接編集する形にしました。
以下のサイトを参考に、レスポンシブデザインのテーマに合わせたFacebookのコメント欄の設定を行います。
【WordPress】ブログにレスポンシブ対応したFacebookコメントを設置する方法 | 4歩目のニワトリ
【Wordpress】Facebookコメント欄をブログに設置する方法 | アプリアン!
▼header.php内、
(一番あたま)に以下を追加※ xxxxxxxxxxxxxxxは固有のID
<div id="fb-root"></div> <script>(function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0]; if (d.getElementById(id)) return; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "//connect.facebook.net/ja_JP/all.js#xfbml=1&appId=xxxxxxxxxxxxxxx"; fjs.parentNode.insertBefore(js, fjs); }(document, 'script', 'facebook-jssdk'));</script>
header.php内、以下のメタ設定は後述するAll in One SEOとのfb:admin設定とバッティングするので追加しない。
<meta property="fb:admins" content="xxxxxxxxxxxxxxx" />
▼single.phpのコメントの箇所に以下追加
<div class="fb-comments" data-href="<?php the_permalink();?>" data-width="470" data-num-posts="10"></div>
▼style.css(一番最後)に以下を追加
.fb-comments, .fb_iframe_widget, .fb_iframe_widget[style], .fb-comments iframe[style], .fb-social-plugin span, .fb-comments span { width: 100% !important; display: block !important; }
追加したプラグイン
Simple Tweet:Twitterへ自動的につぶやく
http://wordpress.org/plugins/simple-tweet/
記事を追加すると指定したアカウントが自動的に記事タイトルとリンクをつぶやきます。
Wordbooker:Facebookへ自動的に投稿
http://wordpress.org/plugins/wordbooker/
Facebookにログインして認証すれば登録してあるFacebookページの一覧が表示されます。
ダッシュボードの設定画面ではデフォルトの投稿Facebookページを設定できますが、記事投稿画面でも個別に投稿Facebookページを設定する事もできます。
WP Social Bookmarking Light:各種SNSボタン設置
http://wordpress.org/plugins/wp-social-bookmarking-light/
ブログ系のサイトによくあるSNSボタンを簡単に設置できるプラグイン
All in One SEO Pack:統合的なSEO対策管理
http://wordpress.org/plugins/all-in-one-seo-pack/
・タイトル/メタ情報の設定(サイト全体/記事/ページの個別設定)
・Google アナリティクス
・ソーシャルメディアのOGP設定
などをまとめて設定する事ができます。テーマファイルに書き込む必要がなく手軽です。
SyntaxHighlighter Evolved:ソースのカラーリング
http://wordpress.org/plugins/syntaxhighlighter/
HTMLなどのソースコードを記事で紹介する際に、タグ毎にカラーリングしてみやすい形にしてくれます。
その他セキュリティ系プラグイン
・Acunetix WP Security
・Akismet
・WordPress Database Backup
こちらについては別記事にて紹介していますので以下を参照ください。
WordPressでセキュリティを強化する設定 | Trunkast
まとめ
最近はWebサイト制作とソーシャル対応はセットになっている事が多いため、Facebookページの設置やTwitterアカウント作成など別途作業が必要になる事も多くなっていますよね。
プラグインについては極力使いたくないという方には、特にソーシャル系のプラグインについてはテーマファイルに直接書いて行く形がベターかと思います。
今回はなるべくテーマを触らずに手軽に設定できる方法として紹介してみました。