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サービスで振り返る2015年春の引越し

今年3月に東京から実家の長崎に引っ越しました。
その際に使用したいくつかのサービスと良かった点、反省点などを振り返ってみます。
書き始めるとあれもこれもと膨らんでしまいかなりの長文になってしまいましたが、何かしらお役に立てれば幸いです。

目次:

  • 輸送手段を決める: ヤマト運輸
  • 梱包資材など買っておくもの: Amazon
  • ダンボールのサイズ選び: アースダンボール
  • 売れるものはここで: ヤフオク
  • 不用品は「あげます」: mixi
  • いろいろTODO: Wunderlist

輸送手段を決める: ヤマト運輸

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http://www.kuronekoyamato.co.jp/top.html

引越しでまず最初にやることとして輸送手段を決めるという工程があります。
これは予算や荷物の量、今後の生活スタイルに合わせて選ぶ事になりますが、主に以下3つで選ぶ形ですかね。

1.業者にお任せ
2.車で自走
3.宅急便

1.業者にお任せ

今回は利用しませんでしたが、一番メジャーで楽な方法。
関東内であればおすすめの業者は「スタームービング」です。
2トントラック、スタッフも3人付いて半日で搬出〜搬入まで済んで2万円ちょっとです。 梱包が不十分でもトラックが広いのでぼんぼん載せてもらえます。 若手スタッフの動きもとてもテキパキしていてまさに星のような動きであっという間に輸送が完了します。
安さの秘訣はこの動き速さなのだと納得しました。

2.車で自走

レンタカーでハイエースなどのバンを借りて自分で搬送する方法です。
距離が近くて荷物が少ないなら一番安く済むし、梱包もざっくりでいいので事前準備は楽ですね。自分も何度か使ったことがあります。
レンタカーを借りる際の一つポイントとしては、24時間空いてるお店を使う事ですかね。
渋滞や荷下ろしでちょっと時間オーバーした時も延滞金が少なくて済みます。これが20時閉店とかだと、動ける時間も限られるし、延長してしまうと次の朝までのお金がかかってしまいますので、家からちょっと遠くても24時間営業のお店があればそこを使うのがオススメです。

3.宅急便

私は今回この方法にしました。
九州までなので距離もあり、時期的に引っ越しシーズンピークだったため、業者に頼むと20万ほどかかってしまうため、予算を抑えたかったのが一番の理由です。
また、実家に戻るという事で家具家電など大物の荷物を処分したので、宅急便で送れるサイズの梱包にできました。

宅配業者は、ヤマトを使いましたが、使って良かったポイントとしては以下

  • ユーザー登録を行っておくと集荷の依頼が簡単。
  • 集荷時に登録した送り先宛の送り状を記載したものを用意してもらえる
  • 輸送状況の確認や配送完了の通知を送り先と送り元にそれぞれにできる(実家にいつ頃届くよーという連絡が不要)
  • ソファや布団など、宅急便で送れないサイズの荷物はらくらく家財宅急便で一つずつ配送できる

梱包資材など買っておくもの: Amazon

amazon
http://www.amazon.co.jp/

プチプチのロール

何かと必要なプチプチですが、極力幅の大きいものを選ぶのがポイントです。
箱に入れて梱包が難しいものはこれでぐるっと包めばそのまま発送できます。

プラテープ

箱の固定など全般的に使うもの。 茶色いガムテープでも良いですが、3Mのこのテープは頑丈で剥がした時の跡残りも少なく、透明なので見た目もきれいです。

養生テープ

後から剥がして使うものを巻く際にこれも多少必要です。

テープのローラー

これ!今回一押しがこのローラーです。
上記プラテープをこれにセットして使いましたが、とても便利です。
手で切れないような素材のテープでも片手で簡単に切れますし、何より断面が真っ直ぐになるのが無駄がなく仕上がりも綺麗。

ひも結束器

雑誌やダンボールをまとめる際にビニール紐を巻く事がありますが、手で結んでもすぐ緩くなったりなかなかうまく巻けない事が多いと思いますが、これを使えば簡単かつ頑丈に固定する事ができます。
紐をねじって固定するという発想がとてもナイスです。

その他、ダンボールも含め梱包資材を買う一番のポイントは多めに買うという事です。
余ったら捨ててしまえばいいですが、途中で足りなくなってしまうとその間作業が中断してしまったり梱包も不十分になってしまうなど、ロスが非常に多くなってしまいます。

ダンボールのサイズ選び: アースダンボール

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ダンボールは基本的に同じサイズに統一すると個数が把握しやすくピッタリと収納できて良いです。
私が今回基本とするサイズに用意したダンボールがこれ↓ http://diskunion.net/acc/ct/detail/ACS-2

自分がアナログレコードの収納で多く持っていた事がきっかけだったのですが、これは発送100サイズぴったりで重いものでも手持ちで運べるちょうど良い大きさの箱です。
これを今回40個用意して、これを超えるイレギュラーなサイズのものはプチプチで巻くなどで対応しました。

また、これとは別でどうしてもジャストサイズで欲しかった箱があり、今回アースダンボールを利用しました。
4枚買って送料込みで3000円ぐらいでした。サイズや厚さなど細かく指定できて結構使えます。

売れるものはここで: ヤフオク

yafuoku
http://auctions.yahoo.co.jp/

言わずと知れた個人売買の最大手。
不要になったものを売りに出したい時はリサイクルショップは使いません。なぜなら、

  • 箱や説明書が不足してたり、年式が古いと買い取ってもらえない
  • タダ同然の値段にしかならない
  • 車がないと持ち込み自体が大変

多少手間はかかりますが、ブランド品、メーカー品などある程度お金になりそうなものであればヤフオクに出すのが一番です。
自分は今まで何度も出品した経験があり、細かいノウハウはいっぱい持っているのですが長くなるので要点だけまとめますと、

  • 競合の商品をリサーチしてちょい低めの金額設定にする
  • 1枚目の写真(サムネイルになる)を引きのあるものにする
  • 本文エリアにも写真を掲載しまくる
  • 目立ちアイコンなど有料オプションを惜しまない
  • 終了時間設定は日曜の夜にする

という感じです。
ヤフオクの売買を身につけると物を買う時の選択肢も広がります。
HTMLや写真の簡単な加工をする事もあるのでWeb制作のノウハウも生かせました。

不用品は「あげます」: mixi

mixi
http://mixi.jp/

はい、ここで何故mixi?という感じですが、今回の記事で一番オススメしたいのがこのサービスなのです。
mixiの匿名性膨大な掲示板コンテンツを活用します。
今回引越しに使うそのコンテンツはあげます/くださいコミュニティです。

地域別にコミュニティがあったりもしますし、自分が利用したこのコミュニティは参加者4万人もいます。
このようなコミュニティは基本的に金銭のやりとりは行わず、「あげます/ください」のやりとりだけを行うだけの場所なので、お金は1円もかからず、あげた物に対してクレームを言われるなど面倒な事は一切ありませんし、関東圏内であれば利用者も多く「発送無し、引き取りのみ」という条件を付けても引き取り手はどんどん見つかります。

  • ヤフオクに出すほど価値が少ないが、普通に使える品。
  • 粗大ゴミに出すにはお金がかかるが、リサイクルショップに持っていっても買い取ってもらえない品。

といったものは結構な量が出てきます。
私の場合は「押し入れ収納、突っ張り棒」「ヘルメット」「トレーニンググッズ」「ゴミ箱」「IKEAの家具」などです。

例えば私が出したのはこんなもの。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=32603&id=77916121

これによって自分の処分費用も浮かせる事ができて、貰った人のためにもなる。
Win-Winというやつです。素晴らしい。

今回自分は幸運にも複数の品を同じ人に何度も引き取りをお願いできて、「こんなにいろいろと頂けたので、他に処分するものなどあればもらって行きますよ」という有難いお言葉まで頂け、更にゴミ処分の手間まで省く事ができました。

いろいろTODO: Wunderlist

wunderlist
https://www.wunderlist.com/ja/

最後に挙げるものは引越しに限ったものではありませんが、TODO用のアプリです。
Webはもちろん、スマートフォンのアプリでも使えます。

引越しには荷物の配送の他に電気や水道などの契約処理や、お金のやりくり、転職のタイミングであれば挨拶まわりなど、短期間に重要なタスクが集中するものです。
引越しは段取りが命なので、職場のPCや移動中のスマートフォンなどでも手早くTODOをチェックできると無駄なく進められます。

もちろん引越し後も住所変更などの手続きや新たに買うものも出てくるので、引越し後の今でも使用しています。

wunderlist

反省点

以下やっておけば良かった事など、次回引越しの際に忘れないようにメモとして残しておきます。

単身パック

ヤマトと日通が提供している単身パック。少ない荷物を遠方に安く送るにはやはりこれが一番。今回は予約が間に合わず使えませんでした。

ヤマトのカード会員

ヤマトの発送に使えるプリペイドカードです。
5000円以上で10%オフ、5万円以上使うなら15%オフになるので、今回の予算なら確実に値引きが有効でした。
発行まで3週間ほどかかるという事で今回は間に合いませんでした。

時期の選択

実は今回3月末という時期はマストではなかったので、少し時期をずらしても良かったなと思います。このピーク時期を避ければ引っ越し業者の代金もぐっと安くできるので利用できたかもしれません。

まとめ

ダラダラと書いてしまいましたが、まとめを書くとすれば、引っ越しで大事なのは早めに動くという事に尽きますね。
業者の手配はもちろん、今回紹介したライフハック的な情報を集める時間も事前に確保して引っ越しに臨めると良いですね。

最後に収支。

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  • ダンボール100サイズ(33個): -¥53,460
  • ダンボール160サイズまで(13個): -¥25,596
  • ソファなどらくらく家財宅急便で送った大物(4個): -¥26,870
  • レンタカー(友人に家具を譲渡): -¥8,454
  • 資材購入: -¥16,960
  • 粗大ゴミ: -¥7,900
  • ヤフオク(5点)の売り上げ: +¥33,050

合計: -¥106,190

なんとか10万ちょいで収まりましたが、予算にも余裕があるのがなによりですね。。

thum

HTML5の認定資格を取ってみました。

年末年始の休暇を利用して資格を取ってみました。
HTML5 プロフェッショナル 認定資格レベル1というWEB制作者、特にデザイナーやコーダーに人気のある資格です。

内容としては

  • WEBの基礎知識(http、リクエスト、サーバーなど):15%
  • HTML(HTML5)タグの知識:40%
  • CSS(CSS3):30%
  • レスポンシブデザイン:10%
  • オフラインアプリケーション:5%

という感じで、HTMLだけでなくWEB制作全体の基礎知識が必要になるものでした。

学習した期間は約2週間。教材はこちらの認定教材1冊とWEBに上がっているリファレンスサイトを少々。

以前出ていたこちらの白い教材はやや内容が薄くてこの1冊だけでは合格が難しいと言われていたようですが、今回使った教材なら1冊まるっと頭に入れば十分合格できると思います。

合格点は70点/100点、自分は89点でした。
他に受験された方のブログ記事などで「教材に無かった問題がいっぱい出た」と言われていてかなり構えていましたが、自分の場合はほぼ教材と同じものでした。

受験は認定の試験場でPCを使う形式。
試験終了直後に結果がわかるというあっさりしたものですが、認定証や賞状は約3週後に郵送されます。

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今後のキャリアアップに少しでも役立つかと思って取ったものですが、改めてWEBの基本的な知識を学べたのは良い機会でした。
リクエストやプロトコルといったネットワーク系の言葉を始め、HTML5になってセマンティックになったタグの使い方も学びとしては非常に多く、今までよりタグ付けに迷いが無くなりました。

勉強のやり方については、普通に教材を頭から順に読み進めて、理解が弱い部分を何度か振り返るという普通な流れでやりましたが、本当は一回模擬テストをやった後で本を読み始めるようにしたかったのですが、教材についてくる模擬テストが1回分しか用意されていないため、最後の1回にテストするだけにしか使えなかったのが少々効率が悪かったように思います。

現在は新しい教材も出たようで、これから受験される方はこちらもお使い頂ければ完璧なのではないでしょうか。

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「Print1」というツールを作りました

先日、会社のWeb制作ブログにてこんな記事をアップしました。ご存知の方いるかな?

▶︎縦に長い画像を1枚で印刷する際に自動分割してレイアウトするツール「Print1」

「日頃ちょっとだけ困っている事を仕組みを作って改善する」という取り組みから生まれたツールと記事でした。
仕組みのシンプルさやWeb以外の用途に発展した事などが評価され話題となりました。

自分は普段は受託でWebを作っていて、直接ユーザーと関わる事も少ないため、今回のようにSNSでのビビットな反応もすごく新鮮でした。
スマートフォンアプリを始め、サービスを作っている会社はこのようなドキドキを毎日のように感じているのかと思うと羨ましくもあり、苦労の一端も感じられたという意味ですごく良い経験でした。

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2014年映画振り返り

2014年に劇場で鑑賞した新作映画はなんとか80本。
目標の100本には惜しくも届きませんでした。
以下ベスト10が絞りきれず12本です。

  • ほとりの朔子
  • ウルフオブウォールストリート
  • 新しき世界
  • LIFE!
  • LEGO(R)ムービー
  • アクトオブキリング
  • キャプテンアメリカウィンターソルジャー
  • her 世界でひとつの彼女
  • ガーディアンズオブギャラクシー
  • インターステラー
  • 6才のボクが大人になるまで
  • ゴーンガール

まとめると結構普通ですね。
どれも素晴らしくて甲乙つけるのは難しかったのでランキングにはしていませんが、唯一ベスト1として挙げたいのが「ガーディアンズオブギャラクシー」です。
音楽の使い方やキャラの立て方、話のテンポの良さ、画作りの新鮮さ、どれも自分のツボにハマっていて、この1年というよりはここ数年超えられないぐらいの傑作だったと思うぐらいでした。まあ、これもいろんな人がベストに挙げてるので普通っちゃあ普通ですね。

今年はアベンジャーズ、007、ミッションインポッシブル、スターウォーズ、ターミネーターと注目の続編も目白押しで楽しみ!
なのですが、、
さすがに80本以上を今年観るのはキツいのでほどほどにしようかと思います。
あとはサボっていたレビューもぼちぼち書いていけるペースにします。

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【レビュー】新しき世界

ネタバレ注意!

この映画評は私自身の鑑賞メモという扱いで、基本的に本編の内容に触れる事が多いものです。
作品をご覧になっていない方は鑑賞後に読んで頂く事をオススメ致します。
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評判どおりの快作でした。
韓国の映画はこういったノワール(犯罪/暴力)系映画をよく観ますが、これまた名作が生まれたなという感じです。

ヤクザ映画でよくある展開として、
ちょっとしたイザコザからある時死人が出る→そこから復讐、復讐の振り子がだんだん大きくなる→最後はみんな殺し合って死んでしまう。
結局ヤクザという生き方の愚かさ、虚しさばかりが残ってしまう事が多いと思います。
北野武監督の「アウトレイジ」もそのような映画で、その直接的な暴力シーンを含めた争い自体をエンターテイメントにしているような作品でした。

対してこの「新しき世界」はヤクザの闘争+潜入捜査という要素が入って一つ厚みのある話になっています。
直接的な暴力シーンはそこまで多くはなく、どちらかと言うとセリフや間、そして”顔”によるせめぎ合いによって闘争を繰り返します。
潜入捜査におけるサスペンスさというのは自分が警官である事がバレて身の危険が迫ること、そして潜入している犯罪組織に情が生まれてしまい自らの正義感が揺らいでしまう事であり、
宣伝文句でもありますが、「父への忠誠か、兄との絆か。」
その主人公の”葛藤”がメインとなる話になっています。

潜入捜査官の主人公イ・ジャソンを演じるイ・ジョンジェ、
ジャソンが兄と慕う組織の幹部チョン・チョンを演じるファン・ジョンミン、
ジャソンを裏で操るカン課長を演じるチェ・ミンシク、
他役者陣の脂の乗った演技や顔の強さも見物ですし、刀を振り回しながらの乱戦や緊迫感のあるシーンの飛ばし方など撮影/編集もすごくうまいです。

ラストの1シーンは蛇足だとおっしゃる方もいるみたいですが、
主人公の最後の決断を裏付ける大事なエピソードであり、作中の主人公が終始「我慢」「苦しみ」「迷い」の表情しか見せていなかった中で最後にあの笑顔を見せるという構成はとても見事であったと思います。

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【レビュー】エンダーのゲーム

ネタバレ注意!

この映画評は私自身の鑑賞メモという扱いで、基本的に本編の内容に触れる事が多いものです。
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「壮大なる依怙贔屓(えこひいき)」
一言で言うとそんな印象です。

“選ばれし者”という形で世界を救う主人公のエンダーという少年が、最初から最後までひいきされているだけで話が進んで行きます。
冒頭から「お前は特別だ」「賢いのはエンダーだけだ」と言われ、何もしていないのに自動的にステージが上がって行って、知らない間に世界を救った、みたいな

平和的な解決を目指すとかそういう方向が中盤から現れてきますが、
とにかくエンダー自身が最初から出来る子過ぎて、何か葛藤や苦難を乗り越えるとかそういった描写が無いまま話がどんどん進むし、実際に地球にどれだけの危機が迫っているのかとか、この宇宙人と戦おうとしている組織がどんだけスゴいのかとかがイマイチ見えてこないせいで、全体的にリアリティが全く感じられません。

そんな疑惑が積み重なった状態で迎えたラストも、結局これが実際の戦いだったと明かされても「ああ、そうですか」と完全に他人事のようにしか思えないのです。

小説が原作という事で、そちらは未読なのですがおそらく長編の内容を頑張って2時間に詰め込んだ結果、ただただ説明的な話になってしまったのかなという印象です。
VFXは素晴らしかったし、無重力になる戦闘シミュレーションのシーンなんかはゼロ・グラビティを観た後でも楽しく見られるシーンでしたが、全体を通した話し運びが淡々としていてイマイチ盛り上がれませんでした。

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【レビュー】ウルフ・オブ・ウォールストリート

ネタバレ注意!

この映画評は私自身の鑑賞メモという扱いで、基本的に本編の内容に触れる事が多いものです。
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179分(約3時間)という上映時間。
鑑賞前は絶対長いだろうと思っていましたが、観終わるとあっという間に感じました。
それぐらい話のテンポが良く飽きさせない構成です。
金、酒、ドラッグ、セックスととにかく人間の欲情を惜しげも無くハイテンションで描いています。

実在の人物がモデルという事で、十分シリアスに描く事もできたはずなのに完全に下劣にコメディックに描く作風にしたのは大正解だったと思います。観た人は完全にフィクションだと思うぐらいでしょう。
特に笑ったのが、「レモン」と呼ばれる年代物のドラッグをキメるシーン。
口からヨダレ、呂律が回らずちゃんと喋れない、手足が動かず歩けない、階段から転げ落ちる、それでも車を運転する。
そこからジョナヒルとの電話の奪い合いと、喉を詰まらせたジョナを救うために再度ドラッグで復活!ポパイのカットバック!あそこは本当に可笑しかった。
他にも会社内でのホステスの絡みやラスベガス行きの飛行機での乱交シーンとかも最低(最高)でした。

レオナルド・ディカプリオも過去最高の演技で、元々の顔つきもあってか老若の演じ分けも見事でした。
客を引きつける(釣り上げる)巧みな話術と人の心を振るわせるスピーチは「ホントに仕事できそう・リーダーにしたい・ついていきたい」と思わせ、汚い金の稼ぎ方や使い方を見せていても、バカで真っすぐで愛されるっていう役を演じきっていて、ホントに彼にしかできないジョーダンだったと思います。
他にもジョナ・ヒルが演じる相棒ドニーやマシュー・マコノヒーの胡散臭い上司も負けずの存在感で素晴らしかったです。

R18+指定とはいえ、全編に渡るドラッグとセックスの過激な描写やFワードの連発など明らかに教育に悪い今作がアカデミー賞にノミネートされているのを不思議に思いつつも、観ている側に爽快感を感じさせるほどパワフルでユーモラス。
観る人を選ぶ事は間違いないとは思いますが、自分は大好きな映画です。

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【レビュー】恋の渦

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この映画評は私自身の鑑賞メモという扱いで、基本的に本編の内容に触れる事が多いものです。
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「ゲスでエロくてDQN(ドキュン!)」

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DQN
ヤンキー(不良)など、”粗暴そうな風貌をしている者”や実際に”粗暴な者”、また”非常識で知識や知能が乏しい者”を指すときに用いられる[1]。
Wikipediaより
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そんなDQNたちの青春?恋愛劇。

実際こんな付き合い方してる人たちがいるのでしょうけど、まあ普通に自分の恋愛観的に共感できる所は少ないので動物園を見るような傍観する感じで見られました。

セリフの一つ一つが本当にくだらなくてバカだけどなんとなくリアル。自分だったらこんな事言わないよ、と思う反面、恋愛すると誰でもこれぐらいかっこ悪くなるよな、と思う所もあったり。

挙げ始めたらきりがないほど強力なパンチラインもいっぱい繰り出されていました。
「恋の渦名言集」を誰かまとめてもらいたいです。

舞台は四つの部屋だけで、4日間で撮ったらしいですが制作は極めてコンパクト。

この映画の面白いポイントはテーマとか展開とか、構造的な部分では一切なく、ただただ役者たちの会話、掛け合いの「場面」のみに集約されていると言えます。

登場人物は皆どうしようもなくバカですが、どこか憎めない。
毒にも薬にもならない映画ですが、この愛すべきバカたちをずっと観ていたい気持ちになります。

一人で観るより大勢でワイワイ観る方が楽しいと思いますし、別にカップルで観ても全然楽しいと思います。
ぐちゃぐちゃな恋愛話ですけど、完全に他人事で観られますから。

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【レビュー】ミスティック・アイズ

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「ミスティック・アイズ」という放題にセンスの無さを感じつつ、原題の意味もわからなかったので調べてみました。

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wrecker【名】
1.〔故意に物を〕壊す人
2.〔事故車両などの〕解体業者[作業員]
3.〈米〉レッカー車◆【同】tow car
4.海難救助船
5.〈話〉〔夫婦・組織などの絆・結束などを〕破壊する人
==============================

これで言うと5.で、「家庭を壊す人々」のお話。

デイヴィッドとドーンという幸せな夫婦が暮らす家にある日戦地から帰還した弟が転がり込む。
この弟が夫婦や近所の関係を掻き回し平和な風景を乱して行きます。
平凡に見える夫婦関係や近所付き合いの中にも秘密が隠れていて、ふとしたきっかけでそれが明るみになり崩壊する、という内容。

話が進むと徐々にデイヴィッドやその家族の過去が明らかになっていきますが、実際の描写はほとんどされず、人物たちのふとした会話の中に混ざる程度でしか出されません。
最終的に幸せそうな雰囲気で終わりますが、もちろんそれは表面的な部分だけです。
後味はとっても苦々しく、見終わってしばらく暗い気持ちになります。

ドーンが抱える子供を抱っこした”お隣さん”の旦那の「自慢の息子だな」のセリフとか特に苦かった。
「ほとりの朔子」を観た時も感じましたが、こういう身近な人たちが実は関係を持っているっていう状況って、人口の多い都会よりも人同士の繋がりが深い田舎暮らしの方が多いんじゃないかなと東京に住みながら感じた所です。

ベネディクト・カンバーバッチは相変わらず存在感が強く、どこか闇を抱えている雰囲気も良かったですが、
他の役者たちが特に光っているようにも見えずちょっと物足りなさを感じました。

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【レビュー】アメリカン・ハッスル

ネタバレ注意!

この映画評は私自身の鑑賞メモという扱いで、基本的に本編の内容に触れる事が多いものです。
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もっと軽い気持ちで観られる作品かと思いきや、字幕を追うのが結構大変だったり話が思ったより複雑だった印象です。
また、オチの一捻りは確かに面白い展開でしたが、これだけ長い上映時間で引っ張ったのなら最後はもっと派手に終わって欲しかった気持ちもあります。
アメリカ人独特の言い回しや訛りをポイントにしてる所もあって、若干ノりにくい所もありました。

役者の話から。

-クリスチャン・ベール
彼の役作りはハンパじゃない。「マシニスト」では55kg、翌年の「バットマンビギンズ」では半年で+30kgとあの筋肉、そして「ザ・ファイター」ではまた20kg以上減量して歯や頭髪まで抜いてしまうほど。
そんな彼の今回の役は中年のメタボな詐欺師役。このでっぷりとしたお腹は全て本物です。
「役に合う体型のキャスティングをすればいい」と言われればごもっともですが、これで彼の新たな一面が見られたのは大変貴重でした。

-ブラッドリー・クーパー
すごくいい男なのにちょっと頭悪そう、という今回の役柄。
FBI捜査官に見えるかどうかは別にして最後の展開含めてバッチリなキャスティングでした。

-アイミー・アダムス
最近では『マン・オブ・スティール』に出てましたね。今回は女の嫌な部分をこれ以上無く出し切って、39歳という脂の乗った色気もたっぷり出していて最高でした。

-ジェニファー・ローレンス
もう言うことない。ホントに。
これだけの大物俳優たちに囲まれてのあの存在感とセクシーさ、演技の爆発力。23歳とは思えない。

-ジェレミー・レナー
今までアクション系が多かったため、ポスターだけを見た感じだと無理があるように見えましたが、
意外とこういう人間臭い役もハマっていて、年齢もやや上に設定しても行ける顔なんだと新しい発見をした気分です。

時代が70年代という事でか、着ている服や髪だけでなく喋り方や立ち振る舞いまで全てが派手です。
そんな自分を誇張して偽るというモチーフにまみれた人物たちの騙し合い。

作中の詐欺師たちの言葉
「人は信じたいものを信じる」
「人はNOを言われると引き下がり、言い続けるだけ気持ちを引き寄せられる」
説得力があるのか謎ですが、この映画では何度もこのフレーズが使われます。

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ハッスル=強引に押し進める
【名】
押し合い、突き合い
やる気、精力
〈話〉詐欺、ペテン

【自動】
ハッスルする、張り切る、頑張る
乱暴に押す、押し進む
急ぐ、てきぱきとやる
〈俗〉〔ポーカーなどの〕ばくちでかせぐ[生計を立てる]
〈米俗〉売春する
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「アメリカン・ハッスル」

FBI、ギャングといったいかにもアメリカ的なキャラクターを使っているという意味で、
タイトルにアメリカンを入れるというのは、なるほどシンプルでわかりやすいなと思いました。