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- 作品データ
- 監督:スティーブン・ソマーズ
製作:スティーブン・ソマーズ/ジョン・バルデッチ/ハワード・カプラン
脚本:スティーブン・ソマーズ
原作:ディーン・クーンツ
キャスト:アントン・イェルチン/アディソン・ティムリン/ググ・バサ=ロー/ウィレム・デフォー/ニコ・トルトレッラ
原題:Odd Thomas
制作年:2013年
上映時間:96分
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- あらすじ
- 「ハムナプトラ」「G.I.ジョー」のスティーブン・ソマーズ監督が、米ベストセラー作家ディーン・R・クーンツによる「オッド・トーマス」シリーズの第1作「オッド・トーマスの霊感」(ハヤカワ文庫刊)を映画化。平穏な暮らしを望む青年オッド・トーマスは、死者が見えるという霊能力のため、普通ではない人生を送っている。ある日、オッドは職場のダイナーで、凄惨な死に群がる悪霊ボダッハを大量に目撃。町が危機に陥っていることを察知し、平和を守るため立ち上がる。「ターミネーター4」「スター・トレック」のアントン・イェルチンが主演。共演に新進女優のアディソン・ティムリン、ウィレム・デフォーら。
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- オフィシャルサイト
- http://www.odd-thomas.jp/
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- 予告編
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- 鑑賞日
- 2014年1月11日
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- 鑑賞場所
- 新宿バルト9
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- 評価
- ★★★★
ネタバレ注意!
この映画評は私自身の鑑賞メモという扱いで、基本的に本編の内容に触れる事が多いものです。
作品をご覧になっていない方は鑑賞後に読んで頂く事をオススメ致します。
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都内1週間の限定公開という事で公開日に観てきました。
「超能力モノ」
と安易な名前を付けてしまいますが、自分の大好物なジャンルで、『ジャンパー』とか『クロニクル』とかの雰囲気に近い、日常生活を舞台とする超能力を持った青年の話です。
その特殊な能力は死者や死神を見る事ができる「霊能力」と扱われていて、
予告を見た感じだと、同じような力を持った敵と戦うとか、はたまたその死神と戦うとか、そっちの方向に行くのかと思いきや
意外にも普通の殺人事件を解決するという話でした。
期待していたほどの派手な展開が少なかったようにも感じましたが、やはり犯人を探って行く流れには普通にドキドキしましたし、ラストのまさかの悲劇に驚きと涙を誘う演出もあり、全体のインパクトは十分にあったと思います。
と、設定やストーリー自体にはそこそこな納得具合なのですが、
今回他に大きな見どころがあります。
それは、ヒロイン”ストーミー”を演じるアディソン・ティムリンという女優さんです。
22歳の彼女は日本ではまだ馴染みが浅いようですが、アメリカではTVドラマでかなり人気を博してるとの事です。
ちょっとオリエンタルな雰囲気もある濃いめな顔立ちだけど、思いっきり甘さがあると言いますか。
勤め先のアイスクリーム屋で、ピンクのセクシーな制服を着させるといった所も彼女の可愛さを存分に見せようという意図が感じられます。
『世界に一つのプレイブック』でジェニファー・ローレンスを見ていた時と同じような感覚で、彼女がスクリーンに写っているだけで幸せな気分になります。
(簡単に言うとデレデレしてただけなのです。)
とにかくこの映画で彼女に出会えたのは大きな収穫でした。
その他、余談に近いですが
2点ほど細かい突っ込みをしたい所。
▼無駄にグロい
死者が見える設定なので、死体と触れる事もあるとは思いましたが、ゴキブリとかウジ虫はそこまで見せる必要なかったんじゃないかと思います。
▼車を盗む時に、スターターの電線をバチってやってエンジンをかけるシーン
これ、いい加減古い演出なんじゃないかと思いますが、この映画でも2回出てきます。
しかも車に乗り込んだ瞬間にバチってやってますが、そんなにちょうど良く出てないだろ、、、と突っ込んでしまいました。
まあ、とはいえ
VFXもしっかりしていてルックは良いですし、見応えは十分あり満足の行く一本でした。