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- 作品データ
- 監督:フランシス・ローレンス
製作:ニーナ・ジェイコブソン/ジョン・キリク
製作総指揮:スーザン・コリンズ/ルイーズ・ローズナー
キャスト:ジェニファー・ローレンス/ジョシュ・ハッチャーソン/リアム・ヘムズワース/ウッディ・ハレルソン/エリザベス・バンクス
原題:The Hunger Games: Catching Fire
制作年:2013年
上映時間:147分
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- あらすじ
- スーザン・コリンズのベストセラー小説を映画化し、全米大ヒットを記録したサバイバルアクション「ハンガー・ゲーム」のシリーズ第2作。独裁国家パネムが毎年開催し、12の地区から選ばれた少年少女が最後の1人になるまで戦い続ける「ハンガー・ゲーム」を生き延びたカットニス。彼女の勇気ある行動が民衆に希望を与え、国家に対する革命の火種になりつつあった。やがて節目の記念大会となる第75回ハンガー・ゲームが開催されることとなり、カットニス抹殺を企む独裁者スノーは、歴代のゲーム勝者を戦わせるという特別ルールを設ける。「世界にひとつのプレイブック」でオスカーを受賞したジェニファー・ローレンスが前作に続いて主演。監督は「アイ・アム・レジェンド」のフランシス・ローレンス。
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- オフィシャルサイト
- http://hungergames.jp/
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- 予告編
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- 鑑賞日
- 2014年1月6日
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- 鑑賞場所
- TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
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- 評価
- ★★★
ネタバレ注意!
この映画評は私自身の鑑賞メモという扱いで、基本的に本編の内容に触れる事が多いものです。
作品をご覧になっていない方は鑑賞後に読んで頂く事をオススメ致します。
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前作を観ずに鑑賞。
何となく内容はわかるかと思ったら全然わかりませんでした。これは失敗。
ただ、観ていくとどうやら1を観ていないせいではない部分でのわかりづらさというのも多いにあるのではと思ったので
今回はネガティブ目な評とさせて頂きます。
まず、前作の流れからでいくつかわかった事としては、
・主人公カットニス(ジェニファー・ローレンス)は独立国家が主催するサバイバルゲームに参加した。
・カットニスには大事な家族がいて、ハンガーゲームに出場したのも家族のためだった。
・そしてピートという男と一緒に生き残った。但しこの男とは恋愛関係は無く、他に想い合ってる男がいる。
・カットニスは弓がうまく、炎の妖術が使える(これはゲームが始まる付近でわかる)
といった設定と流れがあった上で、
毎年開催されるそのハンガーゲーム、今回は25年に一度のビッグイベントとなるという所からのスタート。
、、、という事なのですが、まず。
ゲームが始まるまでの前置きが長い!(30分以上あった)
そのせいで、3部作あるうちの間の作品なのに約2時間半も上映時間があるのです。
お話全体のわかりづらさと、無駄に長く感じるポイントを
「○○○いらん」で挙げていきたいと思います。
▼ゲイルいらん
カットニスの仲間なのか恋人なのか冒頭から親しげな雰囲気で、想い合っている仲なのはよくわかったのですが、
彼は特にハンガーゲームには関係しないし、彼との色恋の設定が無い方が後で出てくるピートとカットニスの関係から考えてももっとシンプルに盛り上がるようになったのでは?と思いました。
簡単に言うと、「カットニスはどっちが好きなのかわからん」のです。
▼ヘイミッチいらん
教育係としてカットニスとピータに付き添っていましたが、
ゲームが始まるまでが長い、と思ったのが冒頭で彼がカットニスとピータ二人に絡んでる箇所だと思います。
そもそも、「教育係」って設定が無くても良いような。
あと、この人がゲーム中にカットニス達にあるアイテムを渡すシーンがありましたが、あれってアリなんですか?
▼炎の妖術いらん
これは1からの流れだと思いますが、何の設定だったのでしょう?
他のゲーム参加者が特に他の妖術を使えたり、カットニスがゲーム内で使ったりするわけでもなく、カットニスがこれを使ったのはゲームのオープニングで威嚇的に衣装をメラメラさせた所と、テレビ出演時にドレスを燃やす演出をしたかっただけだったと思います。
▼マグスいらん
あの婆さんです。いらんと言うとちょっと可哀想な言い方なのですが、ゲーム中明らかにお荷物だし、それこそ上記のカットニスが持っているような特殊な妖術をこの人も持っていて、それが後々必要になるためにいるのかと思いきや、そういうのも特に無しでした。
▼ゲームメーカーのトラップいらん
毒霧、洪水、猛獣のトラップにゲーム中何度も襲われますが、反対にこのゲームって参加者同士が戦う事がメインですよね?
だったらそっちを観たかったわけで、こういうトラップはあまり要らない。
逆に、参加者全員が団結してこのゲームに反対の意を見せたようなシーンもありました。
このあたりで参加者のみんなが結局何と戦っているのか、目的は何かがはっきりしていないのがとてもわかりづらい所でした。
といった具合で自分の理解が足りていない所はもちろんあると思いますし、だいぶ揚げ足を取った事を述べてしまったかもしれません、ただかなりわかりづらい所は多かった気がします。
ただ、ここまで批判しておいて★3を付けている理由がこの映画で一番重要なポイントで、
「ジェニファー・ローレンスが魅力的」
という部分がしっかりしていたので、十分過ぎるほど満足はしています。
アカデミー賞主演女優賞を取った後の作品という事で、一番旬な彼女のアクションシーンやドレスアップした美しい姿も存分に拝む事ができるという意味で、自分としては観る価値は十分にありました。