poster2

【レビュー】アメリカン・ハッスル

ネタバレ注意!

この映画評は私自身の鑑賞メモという扱いで、基本的に本編の内容に触れる事が多いものです。
作品をご覧になっていない方は鑑賞後に読んで頂く事をオススメ致します。
最新情報はTwitter/Facebookにも更新していますので、良ければフォローしてみてください。

もっと軽い気持ちで観られる作品かと思いきや、字幕を追うのが結構大変だったり話が思ったより複雑だった印象です。
また、オチの一捻りは確かに面白い展開でしたが、これだけ長い上映時間で引っ張ったのなら最後はもっと派手に終わって欲しかった気持ちもあります。
アメリカ人独特の言い回しや訛りをポイントにしてる所もあって、若干ノりにくい所もありました。

役者の話から。

-クリスチャン・ベール
彼の役作りはハンパじゃない。「マシニスト」では55kg、翌年の「バットマンビギンズ」では半年で+30kgとあの筋肉、そして「ザ・ファイター」ではまた20kg以上減量して歯や頭髪まで抜いてしまうほど。
そんな彼の今回の役は中年のメタボな詐欺師役。このでっぷりとしたお腹は全て本物です。
「役に合う体型のキャスティングをすればいい」と言われればごもっともですが、これで彼の新たな一面が見られたのは大変貴重でした。

-ブラッドリー・クーパー
すごくいい男なのにちょっと頭悪そう、という今回の役柄。
FBI捜査官に見えるかどうかは別にして最後の展開含めてバッチリなキャスティングでした。

-アイミー・アダムス
最近では『マン・オブ・スティール』に出てましたね。今回は女の嫌な部分をこれ以上無く出し切って、39歳という脂の乗った色気もたっぷり出していて最高でした。

-ジェニファー・ローレンス
もう言うことない。ホントに。
これだけの大物俳優たちに囲まれてのあの存在感とセクシーさ、演技の爆発力。23歳とは思えない。

-ジェレミー・レナー
今までアクション系が多かったため、ポスターだけを見た感じだと無理があるように見えましたが、
意外とこういう人間臭い役もハマっていて、年齢もやや上に設定しても行ける顔なんだと新しい発見をした気分です。

時代が70年代という事でか、着ている服や髪だけでなく喋り方や立ち振る舞いまで全てが派手です。
そんな自分を誇張して偽るというモチーフにまみれた人物たちの騙し合い。

作中の詐欺師たちの言葉
「人は信じたいものを信じる」
「人はNOを言われると引き下がり、言い続けるだけ気持ちを引き寄せられる」
説得力があるのか謎ですが、この映画では何度もこのフレーズが使われます。

===========================
ハッスル=強引に押し進める
【名】
押し合い、突き合い
やる気、精力
〈話〉詐欺、ペテン

【自動】
ハッスルする、張り切る、頑張る
乱暴に押す、押し進む
急ぐ、てきぱきとやる
〈俗〉〔ポーカーなどの〕ばくちでかせぐ[生計を立てる]
〈米俗〉売春する
===========================

「アメリカン・ハッスル」

FBI、ギャングといったいかにもアメリカ的なキャラクターを使っているという意味で、
タイトルにアメリカンを入れるというのは、なるほどシンプルでわかりやすいなと思いました。